ポイント検知 液漏れ検知器 OD-X

本製品は、油や有機溶剤の浸透によって抵抗が変化するセンサを接続して、その抵抗変化量を周期的に監視することによって油や有機溶剤の漏洩を発見し、使用者に視覚，聴覚，電気的に通知する機能を備えた検知器です。
センサが接続されている回線で短絡（ショート）や断線（オープン）が発生した際や、センサが寿命到達（フォルト）した際にも同様に通知します。統合監視器に接続して使用することで、統合監視器側で複数の検知器を一括管理することが可能です。
検知器が自動的に測定するセンサ回線の抵抗値を、過去1分間および１時間分の記憶された抵抗値で最も低いものと比較し、その差（⊿R）が設定された漏洩警報設定値よりも大きかった場合、それぞれ短期漏洩Leak Fast(1分)，長期漏洩 Leak Wide(1時間)検出とみなして警報を発報します。長期漏洩検出は、参照する測定値を5秒毎の測定値と1分平均測定値を背面の設定ディップスイッチから選択できます。
検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたフォルト警報設定値よりも大きかった場合、フォルト検出とみなして警報を発報します。検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたオープン警報設定値よりも大きかった場合、オープン検出とみなして警報を発報します。検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の抵抗値が、設定されたショート警報設定値よりも小さかった場合、ショート検出とみなして警報を発報します。統合監視器から約30秒間通信アクセスがないときは、通信異常状態として警報を発報します。
機器背面にあるブロック番号とデバイス番号のダイヤルスイッチ設定が、ブロック1～10(A)，デバイス1～32の範囲外のときは、設定異常状態として警報を発報します。