ライン検知 液漏れ検知器 LDC-X
- 各種油・有機溶剤液漏れ検知
本製品は、液体の浸透によって静電容量が変化するセンサを接続して、その変化量を周期的に監視することによって液体の漏洩を発見し、使用者に視覚,聴覚,電気的に通知する機能を備えた検知器です。
センサが接続されている回線で短絡(ショート)や開放(オープン)、断線(ブレーク)した際にも同様に通知します。
統合監視器に接続して使用することで、統合監視器側で複数の検知器を一括管理することが可能です。
検知器が5秒毎に測定するセンサ回線の静電容量値を、過去1分間および1時間分の記憶された値で最も低いものと比較し、その差(⊿C)が設定された漏洩警報設定値よりも大きかった場合、それぞれ短期漏洩Leak Fast(1分),長期漏洩 Leak Wide(1時間)検出とみなして警報を発報します。長期漏洩検出は、参照する測定値を5秒毎の測定値と1分平均測定値を背面の設定ディップスイッチから選択できます。
検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の静電容量値が、電源投入または警報解除時に測定、記憶された値と比較して、設定された断線警報設定値よりも大きく減少した場合、断線検出とみなして警報を発報します。
検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の静電容量値が、設定されたオープン警報設定値よりも小さかった場合、オープン検出とみなして警報を発報します。
検知器が5秒間毎に測定するセンサ回線の静電容量値が、設定されたショート警報設定値よりも大きかった場合、ショート検出とみなして警報を発報します。
電気的に完全に短絡している場合は、測定値に関わらず警報判定します。
統合監視器から約30秒間通信アクセスがないときは、通信異常状態として警報を発報します。
概要
型式 | LDC-X |
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保管場所 | 屋内 |
筐体構造 | 樹脂ケース |
使用温度 | 0~45℃ 標準動作温度:25℃ |
保存温度 | -10~60℃ |
使用湿度 | 80% RH以下,結露なきこと |
標高 | 2000 m以下 |
入力電圧 | DC24V±10% |
消費電力 | 30mA以下 |
入力チャンネル数 | 1 |
測定範囲 | 100~22000pF(接続長約200 m相当) |
測定電流 | ~500:測定値±5pF 500~22000:測定値±1% |
POWER | 電源On時に点滅 |
COM. | 通信時に点灯(通信動作中のみ) |
ALARM | 点灯:漏洩警報,点滅:短絡,開放,断線警報 高速点滅:通信異常,機器設定異常 |
寸法 | 70.6(W)×127(H)×35.5(D) mm |
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